ヒラメ

 年末にニュース、ニュース。斎藤宗厚先生宅に10キロ超の巨大ヒラメが届きました。「三枚におろし昆布で挟んで、お正月に頂きましょう。」と先生はブログで結んでおりました。
 一宮庵には素晴らしい命が舞降りるのですね。
 まさに「お命頂戴」の極みです。

 

輪郭の飾り

花火

 向かいの高校が打ち上げた季節外れの花火が眼前に。お行儀がいい学校なので、それなりの許可はいただいているのでしょうが、やはり驚きでした。
 でも食卓からの眺めとしては満足、満足。

 

輪郭の飾り

木内さん

 生牡蛎、焼き牡蛎、そして終わりがないおしゃべりは至福そのものですね。カナダ帰りの友人は定番のメイプルシロップがお土産でした。コーヒーに数滴入れると味わいが深くなると云ってましたが、まだ試してはおりません。

 来年の夏は浅間山麓で岩牡蛎(割り勘)を、と誓い合いました。

 

輪郭の飾り

講談社の本

 僕の本は日本ではさっぱり売れませんが、中国では順調に版を重ねているようです。あの名車ボルボも中国が買収したようですが、なんたって13億人もいればそれなりの突出した人物もいるでしょう。磁器の御本家がヨーロッパの名品と呼ばれる模倣品を買い漁っているようです。

 では、みなさま、佳いお年をお迎えください。

平成二十一年一二月二九日

 

輪郭の飾り

 


花見

 毎月更新を目論んでいた「最近のこと」が、この2ヶ月間は挫折しておりました。とくに多忙だったわけではなく、時間の流れはいつもと同じだったんですが・・・

 10日はかかる120カットほどの撮影を3日で終えました。もともと撮るのは早いほうでしたが、調理をして頂いたご存じ斎藤宗厚先生の早業とデジタル技術のおかげで撮影がさらに早くなりました。アナログ時代は大がかりなライティング、とくにスポット系は面倒でした。

 さらに多重露光、スローシャッターにストロボシンクロ、フィルターワークそして暗室処理と時間がかかる物撮りでした。フィルターは特にND(偏光)を酷使してましたが、今思うとデジタル処理したようなエッジの切れの効果がありましたね。尊敬する内藤忠行氏の写真は、すべての作品が30年前からデジタルっぽかったのを思い出しました。

 

 

 

輪郭の飾り

花見

 学生時代の友人とはよく飲み食いします。先輩二人は今だにバブルの香りを残す在京テレビ局勤務。後輩たちにいつもおねだりされております。

 

 

 

輪郭の飾り

花見

 この夏、浅間山麓の家に闖入してきた美しい造形と窓越しのアオサギです。トカゲはグラスの中に監禁しましたが、もちろん3時間ほどで無罪放免。20年間伐採していなかった木を五本も切ったせいか、植物環境がかなり変わったようです。今まで陰だったところに黄色い花をつけた野草が一面に広がっていました。

 

 

輪郭の飾り

花見

 差し入れされた食材の数々です。八丈島の塩辛を処理にこまっていた韓国餅(もち米を使わないので、美味しくはない。)にトッピングしたら相性が抜群でした。赤城の豚足は圧力鍋にしょうが、にんにく、日本酒、めんつゆを入れ、あとは軽くグリルし柚子胡椒でいただきました。

平成二十一年十月三十日

 

 

輪郭の飾り

 


花見

 短い夏だった浅間山麓の日々は、デンマーク繋がりでした。写真上は巨大な象が門扉を装飾している1847年に創業されたデンマークのビール工場。1904年にはデンマーク王室御用達となり、その際に王冠のマークを使用する事が許可された格式、風格も味のひとつでもあるビールメーカーです。

 このビールの新規プロモーション制作に参画しますが、20年ほど前から呑んでいるビールだけに、力が入るところですね。

 イラスト

 10年前、ビール工場を再訪した折りアンデルセンの故郷オーデンセを訪ねました。生家が美術館になっており、展示してあった彼が描いたエッチングを複写し拙著に掲載しました。その図版をもとに読者の方からイラストを描いた、とメールをいただきました。
 筆致はとてもエッジが効いており、躍動感あふれる「チェロを弾く女」でした。

 浅間魔羅山荘の窓越しにうごめく昆虫たちのような上下肢に、独りほくそ笑んでおります。

 

輪郭の飾り

a

 デンマークの王冠のマークといえばロイヤルコ ペンハーゲンもありますね。

 「わたしは、思わずその美しく滑らかな磁肌に目が吸いよせられました。とにかく魅力的だった。その白さといったら、ほんの少し灰色がかった緑色をたたえた白で、それが、信じられないくらい美しい藍の色とあいまって、一体となっていた……新しい世界へわたしの目を開いてくれたのは、まさにこの一点であったし、それからのわたしは、自分の中からも、このような一点を生み出せる能力を引き出そうとしてきた」と語った若き美術監督は、一八八九年のパリ万国博覧会で満場一致のグランプリとして華咲きました。おなじみ、ブルーフルーテッドの誕生でした。

 名古屋の美術館でその美術監督、アーノルド・クローの遺香がご披露されます。詳細が決まりましたらお知らせいたします。


平成二十一年八月三十日

 

輪郭の飾り

 



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