CHEZ CLEMENT
シェ・クレマン Bastille

21 Boulevard Beaumarchais 75004 PARIS TEL 01 40 29 17 00

cl1101
コーナーごとに異なる装飾が自慢のシェ・クレマン。
これは「サロン・ド・テ」と名付けられたバスティーユ店1階奥のコーナー

 

cl1100
赤いひさしとシチュー鍋のオブジェが目印。店先のデコレーションは季節をテーマに楽しく演出

cl1110
バスティーユ店のディレクターとシェフ

cl1108
前菜にいただきたいパレット・サーモン。小食の人はもちろんサラダだけでもOK。堅いことを言わないのがブラッスリーのいいところ

cl1107
3種類の肉とポテトのピューレが添えられた、この店自慢のグランド・ロティスリー

 ブラン氏が今、最も力を入れているのが、ロティスリーと海の幸が自慢のシェ・クレマン。市内にはすでに7軒あり、ここバスティーユ店は8軒目。3月上旬にオープンしたばかりとあって、ブラン氏も気になるらしく頻繁に足を運んでいるようだった。
 「最近パリに可愛いお店ができているの。チェーン店らしいんだけど、内装がものすごく可愛くて、しかも味のわりには値段が安いから、よく同僚とランチを食べに行くのよ。」
とはパリ在住の友人。職業柄流行に敏感な彼女のお気に入りとは、シェ・クレマンのことであった。

 トレードマークはシチュー鍋。入口や店内にはこのオブジェがいたるところに飾られていて、ちょっとしたアクセントになっている。店の入口は、パックやノエルなど季節に合わせたテーマでデコレーション。我々が訪れた時は、小さなハーブ園が店の前に作られていた。"我が家にいるような雰囲気" がウリのシェ・クレマンでは、テーブルクロスではなくランチョンマットでサービス。
 「テーブルは少人数用に分かれていて、各コーナーはそれぞれ異なるテーマで装飾してあります。例えばここはサロン・ド・テ、ここはカンパーニュ……」
 "我が家” を案内するかのように、ディレクターが丁寧に説明をしてくれた。店内をぐるりとまわって思ったのだが、カーテンにしろ椅子にしろ、とても素敵なデザイン。訪ねてみるとパリでも有名な高級装飾店フレイFreyの生地を使用しているというではないか。なるほどと思いながら、"我が家" の装飾にも早速取り入れることにした。

 「シェ・クレマンは、ほかの老舗ブラッスリーとは異なりチェーン展開をしています。とはいえ、ほかの組織に見られるような、冷凍品は一切使用していません。同じメニューでも各店にシェフがいて、それぞれが素材を仕入れているんです」
 実のところ、チェーン店と聞いてはじめは軽く見ていた。さすがのレ・フレール・ブランもやはりほかの組織と同じではないかと。ところが実際に取材してみると、料理にも内装にも手を抜いていない立派な店。それに場所がまたいい。例えばシャンゼリゼ店が大通りに面していたり、オペラ店がカフェ・ド・ラ・ペの向かいにあったり……。シェ・クレマンはレ・フレール・ブランの新たなる挑戦である。モンパルナス店をフロ・グループのラ・クーポールとル・ドームの間に作ったことが、まさにそれを証明していると私は確信した。

 

cl1103

まだオープンしたばかりというのに、すっかり地元の人々に親しまれているバスティーユ店。
フランス革命の発端となったバスティーユ広場からすぐのところにある

 
cl1114
全店内装が異なるため、訪れる度に様々な雰囲気が楽しめる。装飾品はアンティーク店などをまわって探し出したもの
cl1104
コートホルダーやランプの装飾に使われているスプーンはシルバー製

cl1106
持って行かれないように、オブジェはちゃんと固定されている

 

pc1005 ブラッスリーの扉へ戻る pc1005

 

Kazarikei

 
merci

ご意見、ご感想、リクエストなどをお待ちしております。

 
世界の職人篇  世界の陶磁器篇  欧州旅籠篇
クリックしてください