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「スプリングブーケのコーヒーセット」

「山葡萄の酒器とクレマティス」
和紙ちぎり絵「浅間山の夕焼け」

 講演会で知り合ったチャイナ・ペインターのK氏が、ご母堂と「親子展」を開催しました。 ヨーロッパの生活が長かったK氏の素材はやはりヨーロッパ。修道院や城館が見事に絵付けされていました。また彼女のご母堂は和紙ちぎり絵の世界。微妙な和紙の風合いは、繊細な優しさにあふれていました。お二人の全作品を我がカメラに収めることができ満足してます。
 
  K氏からはこの春に桜のぐい呑みをプレゼントされましたが、今回は山葡萄の酒器です。
  桜のぐい呑みは効果覿面。毎日が花見酒でありました。これから迎え酒は山葡萄でいきます。バックスタンプには「飲みすぎ注意」と書かれていましたが‥‥‥

 写真右は和紙ちぎり絵の「浅間山の夕焼け」。よく観る光景などでとても愛着があります。また「浅間山の夜明け」は小品でしたが、画面からはみ出しそうな秘めたエネルギーを感じました。

 今日、笠間神社の月参りに往ってきましたらある会話のなかで「思い立ったが吉日」ですね、と神主さん。聞き慣れた言葉ですが、じつに日本的な知恵だと思いました。

平成15年11月30日

 


 


 世界遺産に指定されているドーロ河流域を望むホテルのテラスに立ち、胸が満ちました。宿泊費が90ユーロなので調度品やサービスはそれなりですが、僕の部屋から数歩でこの光景を戴くことができるのです。
  朝6時には雲海が優雅に浮かんでいましたが、徐々にドーロ河がゆったりと姿を現しました。まさに世界遺産の面目躍如。
 次回暖かい時に訪れたら、是非プールサイドで朝メシを‥‥‥

 三代目ポチのネギは、当たり前のように我が家を闊歩してます。外では無愛想ですが、来訪する客人には千切れんばかりに尻尾を振り歓迎するから不思議です。

 

今日は空がとても、とても高い秋晴れ。
ポチが大好きだった外濠のボートハウスでミニピクニックです。


平成15年10月26日

三代目ポチが我が家に !!!

ポチの喪が明けても悶々としていましたが、ハンドラー・K氏〈ハンドラーとはドッグショーで犬を連れて歩く人です。〉と知り合いました。
K氏の育てたビーグルは、世界制覇も数々。お宅には優勝カップ〈写真・左〉が競い合っていました。つまりK氏ビーグル英才教育の達人なのであります。ビーグルファンにはテレビコマーシャルでお馴染みの方ですね。そんな優れた環境で育っても落ちこぼれはいます。
はい、そうです。三代目ポチなのです。
名前はネギ。小さい頃、ネギ畑を荒らしことがその由来らしいです。
もちろん我が家でもネギ と呼んでます。目元が怖いほどポチにそっくりです。
ポチの遺影を眺めつつ、 彼との新しい生活がはじまりました。



 


拙著、洋食器シリーズのフランス編が中国語に翻訳されました。イギリス編、北欧編とつづく翻訳シリーズはすべてデジタル入稿なので、写真のやりとりが便利になりました。10MBほどの写真でしたら差し替えもネットを通してできます。光ケーブルのインフラが整ったら、出版のシステムも変わるのでしょうね。


平成15年9月30日


かったぁリスボア。ヨーロッパのこの暑さは異常だったです。テージョ川に面したインペリオ公園前にそそりたつジェロニモス修道院。ここに集まる観光客を見ているだけでも汗が噴き出しました。彼らも同じ思いで僕を一瞥します。帯同するMacくんも熱暴、走し外付けのHDでなんとか仕事は出来た次第です。今回もたくさんのタイルと出会いました。
 

 


西が暑ければ、東は寒し。極寒の避暑地もなかなかです。その寒さを吹き飛ばしたのがご覧のふたつの臀部であります。
「BMW R 1150 R」「 AUDI TT Roadster」は、さすがに気品がありますね。その優美な曲線は、工芸品の繊細な香りさえも感じてしまいます。ちなみにRoadsterの主は某広告代理店に勤め、独身者(♂)でもあります。ご興味の折りは、ボクにメイルください。
ちなみに二輪車のオーナーは素敵な一家の大黒柱。どんな美女でも、残念ながら入り込む隙はありません。
地中海の銘酒と日本海の珍味の相性も愉しみました。
浅間山麓の夜は、とてもながかったです。


平成15年8月30日

 

 


奥会津をはじめ日本全国には廃墟化した古い民家がおおく残っています。それを解体、移築そして再生するブームがあります。ブームといっても莫大な費用がかかるので道楽の度を超しています。そんな優雅な人々と出会ってきました。古い建材ですが超モダンな造形には驚きの連続。昨年は建築家が監修した古民家の出版に参画しましたが、今回は「住む」という実用の視点から撮影しました。
 「用と美」の極めつけを、再生古民家に観たようです。

AAAAAAA


NHK、とくにBShiでは魅力的な番組が放送されています。以前はBETA、VHSそして8ミリビデオで録画してましたが、現在はDVDで録画してます。カセットの大きさがVHSの4分の1の8ミリビデオが発売された時は感動しました。それが今はDVDです。パソコンでも観られるのが嬉しいです。
えっDVDは古いって‥‥‥
そうなんです。SONYからDVDの次世代メディアプレイヤー「Blu-ray Disc」 が発売されました。デジタルチューナーも内蔵し、容量はDVDの約6倍、片面1層23GBです。
ウーン、ウムウム。

では、ここ20年間のアナログ録画は如何に!!!
棟方志功、濱田庄司などのドキュメントはDVDで蘇生しました。DVD化にはそれなりの時間は費やしましたが、整理整頓をはじめ録画した時代を顧みることができたのも愉しかったです。「ダーウィンに消された男」や今のBBCでは絶対に再放送しない「金貨誕生の謎 略奪されたアフリカの金 」などは、僕の貴重な財産です。世界遺産に指定される15年前にドキュメントした「白神山地 ブナ林の秘密」には圧倒されました。 書物にはない映像の力をあらためて実感しました。

最近の録画は上記画像の「沢木耕太郎 アマゾン思索紀行」「ピカソ──女たちが語る素顔」
アマゾン河口の町ベレン、アンティーブのピカソ美術館で以前撮影した写真をDVD-Rのレーヴェルにプリントしました。

平成15年7月10日

 

 

 

 今日はポチの一周忌。
 いつも散歩していた外濠公園に咲いている道草を生けました。ジローのお母さんから「祝?! ポチくん大往生1周年記念」という言葉も戴きました。そう大往生だったので、まさにお祝いなのですね。
 ビーグル犬が主人公の「シャイロ」を観ました。原作はアメリカで300万部以上も売り上げたベストセラーで、児童書に贈られる「ニューベリー賞」を受賞してます。「シャイロ 2」 も一気に観ました。不思議だったのは悪役のジャドが妙に印象に残ったことです。
 今日もポチのために最上寺 のご住職に読経していただきます。 

 

平成15年5月27日

 

 知人の娘さんが結婚。な、なんと祝杯の音頭をとったのは長嶋さんでした。「敢えて媒酌人を起てなかったお二人の心意気に、松井秀喜のチャレンジ魂を思いました」と熱く語っていました。話は道元禅師、昔の大リーガーなど多岐にわたり長嶋節が華燭の宴に炸裂。ご褒美に、ドームのボックス席チケットを戴きました。
 あっ、そうです、若いお二人、いつまでもお幸せに‥‥‥

 

 はじめて宮古島に往ってました。天気には恵まれませんでしたが、沖縄の海はご機嫌でした。ここ吉野海岸は岸から3メートルも泳げば、素晴らしいテーブル珊瑚が見られます。この海岸には珊瑚礁の素敵な番人がおります。彼はボランティアで珊瑚礁を守っているのですが、是非、声をかけてください。愉しいお話がたくさん聞けますよ。

 今月の26日はジローの一周忌だ。そして来月の27日はポチ。
沖縄で水深30メートルも潜れば、天地左右の感覚がなくなります。酸素も高圧になるので、ある種の無重力状態です。テキーラ3杯分の心地よさかな。ポチ、ジローは空高く、シャンパーニュ100杯、1000杯分の気分なのかしら‥‥‥


平成15年4月28日

 

 


 
フランス料理界の重鎮であったベルナール・ロワゾーさんが猟銃自殺した。上の写真は5回目に彼のレストラン(ラ・コート・ドール)」を訪れた時、おどけた表情で彼は僕のカメラに収まった。生まれた年が僕と同じと知った時からか、彼はいつも愉しそうにレンズに向かってくれた 。

自殺の原因はいろいろ言われているが、どれもが妥当な気はしない。もしかして本人も明確、明瞭な理由さえ知らないことだってあるだろう。ただ自ら死をを選ぶのだから、なにかの契機はあるがずだ。

でもその契機だって疑わしい。僕は20歳ころから生死を常に意識しているが、それにしても自らの死を見つめ、引き金に指をかけた時、脳裏に何ものが疾走したのだろうか。
 フ
 ランスの少年たちに料理を教えていた彼の柔らかい視線が忘れられない。
謹んでご冥福をお祈り致します。
 そう、とても、とてもお世話になった叔母ちゃんも亡くなっちゃった。宝塚入団を憧れていたハイカラで素敵な叔母ちゃんだった。

 

 悲しい知らせのあとには愉しいことだってあります。だから人は生きるのだ。いつもお酒、jazz、ヨット、×××とお世話になっている電子職人H氏から我がオクサンに素晴らしいプレゼント。

 iMac17inchの不要になったApple Pro Speakersをピーターパン(オクサンの緑のiMac)で使えるように手のひらサイズの特製アンプを造っていただいたというわけです。

 H氏が命名した魔法の箱のような「Madam ASAOKA's Precision power amplifier」 は 世界でひとつしかない、まさに入魂の逸品。鍛えに鍛えられた氏の手業、そして氏の手垢さえ作品なのだ。美しいフォルムから放つ 高輝度LEDがとてもきれいです。
 我が家の財産になりました。 ありがとうございました。

 

チェンマイを取材してました。チェンマイ大学の教授とも再会。じつに20年振り。現在はメコン流域の文化とタイの漆を研究しておりました。伝統的な家屋に住み、その生活様式も地方文化そのものでした。

宿泊したホテルの広報嬢が耳打ちしてくれました。なんとあの「沈黙の戦艦」のスティーブン・セガールが泊まっているという。数日間同じホテルにいましたが、ついに彼の姿を見かけることはありませんでした。
 夕食はほとんど屋台メシ。30バーツ(約80円)のソバには感動しました。


平成15年3月30日

香港のチムサーチョイ(尖沙咀)は懐かしい街です。
今でもここは 「混沌」という言葉が似合います。今回取材したホテル(ダックと琥珀色の発泡酒に感動 !! )の横に先輩とよく泊まっていたYMCAがあります。今では立派な建物、施設になりましたが、当時(70年代)の面影はまったくありません。

今のバックパッカー御用達はチュンキン・マンション(重慶大厦)のようです。バックパッカーとお金持ちが違和感なく同居するところがホンコンマジックなのでしょうか。

確定申告の時期ですね。ゴソッと年収が落ちました。 僅かな還付金が入ったら、美味しい鴨南蛮を喰いにいきます。
嗚呼‥‥‥、どうしよ。

3月8日(土)愛知県陶磁資料館(TEL 0561-84-7474)で「ヨーロッパ陶磁器の旅物語」と題して講演します。この催しは文部科学省の支援事業の一環で、当日はリモージュの国立アドリアン・デュプシェ陶磁博物館の館長、ドイツHASYLABの所長の講演もあります。
現在180名ほどの申し込みがありますが、定員200名ですので、名古屋、瀬戸周辺でご興味がある方は是非いらしてください。

 

平成15年2月21日

 

クロもポチの仲間入りしました。彼女の「絶対的幸せな死」に乾杯です。
お屠蘇は十分に残ってます。
今月のポチは「クロ、一緒に遊べるね」です。

 

平成15年1月6日

 

あけまして、おめでとうございます。
本年も「淺岡敬史・寫眞文庫」よろしくお願いいたします。

昨年12月16日、2年ぶりにアメリカから整備不良のテポドンが我が家に飛来。
年が明けて、この3日に自力で戻りました。つまり我が家のお正月は4日から始まったのです。そもそも設計ミス(粗雑な受精)が原因なのですが、ここは万事如意、楽観的に新年を愉しみたいところです。

頑張れ、クロ !!!

ポチの友達だったジローの妹分、クロ───。ご実家の海紅豆の上でのショットが送られてきました。
撮影はこの年末の29日。おそらく元気がよかったころ、お気に入りの海紅豆だったのでしょうね。クロは迷子だった子供のころにジローの妹になったようです。推定16歳ですが、元旦から、食欲が無くなくったようです。「もう寿命だからいいよ、と本人がわかっているようです。」とご主人からのメイルでした。

クロは晩年のポチと2度ほど会ってます。たかがワン公のことでしょうが、「生きることと死ぬこと」をあらためて考える新年となりました。もちろん楽観的に。

平成15年1月5日

 

 

 

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