久しぶりにヴェルサイユのトリアノン・パレスで仕事してました。1910年創業のこのホテルは、マルセル・プルースト、フランソワ・コティ、ジャン・ギャバン、マリーネ・ディートリヒらに愛されたフランスの名門であります。
旅のお守り役である2代目ポチの肖像の背後にぼんやり見えるのがヴェルサイユ宮殿。「ホテルを旅する」のが僕のテーマでもありますが、このホテルの魅力のひとつがバスタイム。そう、「朝寝・朝酒・朝風呂」という極上の怠惰が約束されているのです。

各室にはブロードバンドの設備があり、重い画像のやりとりも可能になりました。ただ回線利用料が1日で25ユーロとはかなり高いですね。ここは従来通りアナログ回線との使い分けでしょうか。
お酒とジャズの大先輩であるH氏から嬉しいメイルです。
「そして、ジン&ライムのヘミングウエー的な呑み方。
アンゴスチラ・ビタースを2滴たらします.....味が.......お愉しみに。
という事でアンゴスチラ・ビタースも持参します。」アンゴスチラといえばヒトラー生存説の根拠だった南米の別荘を連想しますが、ここでヘミングウエーが登場するとは驚きです。はじめてのカクテルに興味津々ですね。
ネットで調べましたら「特効薬は、いや特効酒は、なんたってもアンゴスチラ・ビター。この酒は、ドイツ生まれのフランス人軍医Johan
Gottlieb Benjamin Siegertが、南米のベネズエラのアンゴスチラ町の英国陸軍病院で、1824年に開発した、れっきとした医薬品。当時は、軍人のための健胃・強壮剤であった。」(引用 ショットバー ピーポッポ)
ヘミングウエーといえば「老人と海」ですね。30年ほど前に映画を見た記憶がありますが、さっそく4THメディア で鑑賞。スペンサー・トレイシーがカッコよかったです。