デンマークの王冠のマークといえばロイヤルコ ペンハーゲンもありますね。
「わたしは、思わずその美しく滑らかな磁肌に目が吸いよせられました。とにかく魅力的だった。その白さといったら、ほんの少し灰色がかった緑色をたたえた白で、それが、信じられないくらい美しい藍の色とあいまって、一体となっていた……新しい世界へわたしの目を開いてくれたのは、まさにこの一点であったし、それからのわたしは、自分の中からも、このような一点を生み出せる能力を引き出そうとしてきた」と語った若き美術監督は、一八八九年のパリ万国博覧会で満場一致のグランプリとして華咲きました。おなじみ、ブルーフルーテッドの誕生でした。
名古屋の美術館でその美術監督、アーノルド・クローの遺香がご披露されます。詳細が決まりましたらお知らせいたします。
平成二十一年八月三十日